工藤探偵と、とあるマジシャンの奇妙な恋模様。

- カンパニュラの鐘

「ねぇ、本当にアンタたち付き合ってんの？」
「ぐっ」

あの日、付き合い始めてから一年と数か月がたったある日。園子から問いかけられたその言葉に工藤は言葉を詰まらせた。
そう、実のところ恋人である黒羽とはここ三か月。会ってもなければ連絡もとっていなかったのだ。

――本編同様、黒羽と工藤が激しくすれ違いながら園子が二人の仲を取り持つような話となっています。書きおろし後半にてそういうシーンがあるので年齢指定有となっています。

※pixivに投稿していました。「工藤探偵と、とあるマジシャンの奇妙な恋模様。」の本編を収録。また、書きおろしとして54ページ追加させていただきました。あいもかわらずな二人と園子ちゃんがメインの話です。