エーテルと共鳴
- 105+ing

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各作品の簡単な後書きです。

○芽吹く
秘密の花園な敦敦。敦敦は百合だと思っているので、実際に百合になってもらいました。
「点す」に引き続き、夏目先生リスペクト要素もちょっとだけ。
酔っ払っている時に書き殴ったプロットもどきによると、当初は薔薇の蔓に囚われたり、ラストで花園に火を放ったりするつもりだったようです。穏当に済んで良かった。
それにしても乱歩を書くのは楽しいですね。この話における乱歩と敦は、一応足し算のつもりです。

○点す
ずっと書いてみたかった1909組。1909組は「好きの反対は無関心」の意味をよく教えてくれそうなイメージがあります。
この話は友人が開催した「字書き同士でお題を出し合って決められた時間内に書き上げる」という内輪企画(通称ブートキャンプ)の成果品です。
本に収録するにあたって加筆修正したので、当初のお題からは少し離れてしまいましたが、前半(敦が花火を誘うまで)は「なんで助けてくれないの?」、後半は「迎えにきてよと笑うけど」というお題で書きました。
ちなみに初めはミレイのオフィーリア的な構図の太宰を書くつもりでいました。単に川に浸かってるだけの人になってしまってごめんよ太宰。

○沈む
敦と敦をL.C.L.溶液に浸けたい願望をそのまま文字に起こしました。
最初は川上弘美っぽい感じを目指したのですが、到底不可能でした……。
ゲスト出演でごん南。敦敦とごん南はセカイ系CPだと思っています。
文豪達の行く末について時々考えるのですが、これが今現在私が考え得るうちの最高のハッピーエンドです。

本のタイトルは映画「リリィ・シュシュのすべて」より。サントラをずっと作業用BGMにしていたら思い切りひきずられました。
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作品について

作品名 エーテルと共鳴
作家名 透子 年齢区分 [R18]
発行日 2017/06/18 発行イベント 或る図書館にて
作品タグ 腐向け, 文豪とアルケミスト,
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通販取扱

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