サムデイ・イン・ザ・レイン - lavriva
このページまで来てくださりありがとうございます。
例の如く後書きを書くページがなかったのでここに書いておきます。
興味のある方だけ読んで楽しんでもらえればと思います。
この話はギアメロにハマったかなり初期に書いた物です。
メローネのスタンドについて考えてみると、やはり倫理的に許される物ではないと思うんですが…でも好奇心という点から見ると理解できる部分もある、つまりメローネは女性そのものに関心があるというよりは遺伝や教育による子供への影響の方に関心を置いてる気がするのです。とはいえあの能力を受け入れてくれる人はいないだろうし例え暗チが生き残ったとしてもメローネだけは微妙な評価を受けてしまうと思います。そう考えるとメローネの居場所って本当に限定されてくる。そしてメローネはそういう状況を客観的に理解してると思うんです。だからこの話でギャングの世界ですら爪弾きにされてきそうなメローネを受け入れてくれる暗殺チームというものを描こうと思いました。
もしメローネがそれまで受け入れられてこなかったとすれば、逆に受け入れてくれる人を失いたくないと思う筈ですしそう思ったからこそ組織に反逆する覚悟をしたんだと思います。護チと同じように連帯感や忠誠心で離反の覚悟をしたメンバーもいると思いますがメローネの遠隔自律型のスタンドを見るに吉良と同じような「目立ちたくない」心理がありそこから「安心を得るため」という理由があったのではないかと…つまりあの場所は安心できる場所であったはずなんです。始めからそう思うとは考えられないのでその経緯と言うか「信じてもらいたい」という感情から生まれる恐れとか「信じたい」と素直に願うことの難しさとかそこから「信頼を裏切らないようにしないといけない」と焦るメローネが書いてみたかった…メローネは一応「良い両親・悪い子供」といった善悪の基準があるので安心できる場所から捨てられない為に「良い子」であろうと努力する事もあるんじゃあないかと…。
そしてBFの息子に愛着を持つペッシがいたり能力を単純に評価してくれるギアッチョや能力は抜きにしてメローネ自体を心配してくれるイルーゾォ・ホルマジオを通して、メローネが自分の現状を受け入れても良いんだと思える事が安心に繋がるのではないかと思います。
そして後編のギアッチョサイドについてですが、あの能力はシザー・ハンズよろしく触れたら壊してしまうかもという悩みが付きまとう物とも考えられます。話の中でギアッチョは同じように触れたらアウトな能力のプロシュート兄貴に共感を抱いていて、でも兄貴はそう考えてはおらずリゾットやメローネのような絶対に誰かが死ぬ能力に親近感を憶えてます。そしてギアッチョがメローネの能力を評価しているということはイコール敵に回したくない相手と考えているからではないでしょうか…事実接近戦を得意とするギアッチョがメローネを攻略するのはかなり難しいかと思います。メローネはギアッチョの自分の意志に反して暴走してしまうかもしれない能力と自分に制御できないBFの息子を重ねたりしています。だから力の暴走は怖いよね、と考えギアッチョのそばにいます。誰かを犠牲にするしかないメローネが世界でたった一人だけでも誰かの救いになったら生きてきた意味が産まれますよね…そういうのが萌えます…。そしてギアッチョはメローネもスタンドや自分の在り方について苦しんでいるんだといいうことに気づき、せめて自分くらいはメローネの味方でいても良いんじゃないかという思いに至り、それが前編での行動に繋がって行きます。
原作の完成された姿がそれまでたくさん悩んで迷った末にできあがったものだとすれば、その過程を考えるのも楽しいですよね。特にギアッチョもメローネも易々と心を開きそうにないキャラクターだからこそ、電話してるときの様な互いの人間味が出る関係になる過程はたくさん描いてみたいし読んでみたいです。
長文になってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございます。
次に描こうと思っているギアメロは今回と違ってギャング成分多めになる予定なのでまた手に取って読んで頂けたら嬉しいです。
例の如く後書きを書くページがなかったのでここに書いておきます。
興味のある方だけ読んで楽しんでもらえればと思います。
この話はギアメロにハマったかなり初期に書いた物です。
メローネのスタンドについて考えてみると、やはり倫理的に許される物ではないと思うんですが…でも好奇心という点から見ると理解できる部分もある、つまりメローネは女性そのものに関心があるというよりは遺伝や教育による子供への影響の方に関心を置いてる気がするのです。とはいえあの能力を受け入れてくれる人はいないだろうし例え暗チが生き残ったとしてもメローネだけは微妙な評価を受けてしまうと思います。そう考えるとメローネの居場所って本当に限定されてくる。そしてメローネはそういう状況を客観的に理解してると思うんです。だからこの話でギャングの世界ですら爪弾きにされてきそうなメローネを受け入れてくれる暗殺チームというものを描こうと思いました。
もしメローネがそれまで受け入れられてこなかったとすれば、逆に受け入れてくれる人を失いたくないと思う筈ですしそう思ったからこそ組織に反逆する覚悟をしたんだと思います。護チと同じように連帯感や忠誠心で離反の覚悟をしたメンバーもいると思いますがメローネの遠隔自律型のスタンドを見るに吉良と同じような「目立ちたくない」心理がありそこから「安心を得るため」という理由があったのではないかと…つまりあの場所は安心できる場所であったはずなんです。始めからそう思うとは考えられないのでその経緯と言うか「信じてもらいたい」という感情から生まれる恐れとか「信じたい」と素直に願うことの難しさとかそこから「信頼を裏切らないようにしないといけない」と焦るメローネが書いてみたかった…メローネは一応「良い両親・悪い子供」といった善悪の基準があるので安心できる場所から捨てられない為に「良い子」であろうと努力する事もあるんじゃあないかと…。
そしてBFの息子に愛着を持つペッシがいたり能力を単純に評価してくれるギアッチョや能力は抜きにしてメローネ自体を心配してくれるイルーゾォ・ホルマジオを通して、メローネが自分の現状を受け入れても良いんだと思える事が安心に繋がるのではないかと思います。
そして後編のギアッチョサイドについてですが、あの能力はシザー・ハンズよろしく触れたら壊してしまうかもという悩みが付きまとう物とも考えられます。話の中でギアッチョは同じように触れたらアウトな能力のプロシュート兄貴に共感を抱いていて、でも兄貴はそう考えてはおらずリゾットやメローネのような絶対に誰かが死ぬ能力に親近感を憶えてます。そしてギアッチョがメローネの能力を評価しているということはイコール敵に回したくない相手と考えているからではないでしょうか…事実接近戦を得意とするギアッチョがメローネを攻略するのはかなり難しいかと思います。メローネはギアッチョの自分の意志に反して暴走してしまうかもしれない能力と自分に制御できないBFの息子を重ねたりしています。だから力の暴走は怖いよね、と考えギアッチョのそばにいます。誰かを犠牲にするしかないメローネが世界でたった一人だけでも誰かの救いになったら生きてきた意味が産まれますよね…そういうのが萌えます…。そしてギアッチョはメローネもスタンドや自分の在り方について苦しんでいるんだといいうことに気づき、せめて自分くらいはメローネの味方でいても良いんじゃないかという思いに至り、それが前編での行動に繋がって行きます。
原作の完成された姿がそれまでたくさん悩んで迷った末にできあがったものだとすれば、その過程を考えるのも楽しいですよね。特にギアッチョもメローネも易々と心を開きそうにないキャラクターだからこそ、電話してるときの様な互いの人間味が出る関係になる過程はたくさん描いてみたいし読んでみたいです。
長文になってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございます。
次に描こうと思っているギアメロは今回と違ってギャング成分多めになる予定なのでまた手に取って読んで頂けたら嬉しいです。
☆☆☆☆☆
読んだ
読みたい
作品について
作品名 | サムデイ・イン・ザ・レイン | ||
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作家名 | 愛川太郎 | 年齢区分 | [R15] |
発行日 | 2017/09/10 | 発行イベント | |
作品タグ | |||
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