蛇と烏の獅子とり合戦 - あわゆき
戦とは、突然起こってしまうものだ
源氏の刀、小烏。源氏の重宝である髭切と膝丸が離れ離れになった際に打たれた、髭切と共にいた刀。
膝丸は、ただ漠然とだが思っている事があった。
自分に被害を及ぼした小烏は、髭切を憎んでいるのではないか。嫌っているのではないか。
とても深く。とても強く。そうでなくても苦手意識を持っているのではないかと考えていた膝丸にとって、こんなのは予想外過ぎた。
「きっと兄様は何をしても完璧にこなしてしまうのでしょうね。さすが兄様です!」
「先ほどからずっと思っていたが、貴様は兄者を呼ぶ回数が多くないか!?」
そして、戦の火ぶたは切って落とされた。
「うんうん。僕の弟は、本当に元気だねぇ」
しかしその中心にいた者は、呑気に笑っているのであった。
※完全な捏造キャラが出てきますので、苦手な方はご注意を。
三角関係の話ですが、髭膝+小烏となります。
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作品について
作品名 | 蛇と烏の獅子とり合戦 | ||
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作家名 | 桃の香織 | 年齢区分 | |
発行日 | 2018/08/19 | 発行イベント | 超閃華の刻 関西2018 6号館C に-76a |
作品タグ | |||
紹介URL | https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9987073蛇と烏の獅子とり合戦 | ||
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