たそがれの次の後の、その先
- 洋月堂

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お話のほうですが、幻想郷が滅んだ後、妹紅が放り出された外の世界は、バトルファイトの結果によって人類が滅ぼされることの決定した荒廃した世界だった……的なところから始るほのぼのハートレスストーリーです。
世界観としては、幻想郷が滅んだ後、 

外の世界は短編小説『たそがれ』の、

次の戦いにより、ライダーシステムを巡り人類同士の争いが起こり、アンデッドを利用しようと復活させ制御に失敗、システムを管理できるほどの文明は維持できず、結果的にライダーシステムはほぼ封印状態へ。 

その後、少数復活したアンデッドの脅威と戦いながらまた幾許かの時が流れ、いびつに残った文明を発掘解析、現存した技術を組み合わせることでライダーシステムを封印から開放させる。
しかし不完全なまま使い続けたシステムは菱型のマークを持つベルトを破損させ、人類はその力を失うことを恐れ切り札を切れない状況が続いていた。
しかし、アンデッドは新たな個体がなぜか開放されることはあっても襲撃の頻度や、総数は増えないように見えた。
残存した文明から必死に武器を、防御兵器を生み出し、それでも人類は必死に生き残る。

そして、その先、人類はBOARDと呼ばれた遺跡を発見、そこに残った文明からライダーシステムを制御するすべを得る。
しかし膠着したバトルファイトを嫌ったモノリスにより、支配種族であり続けている人類の中からアンデッドの因子を他の個体より濃く遺伝した個体を促し、アルビノジョーカーとして覚醒させ、戦いを促す。
だが、アルビノは裏返ったそれまでの人間としての人格、知識、そしてアンデッドとしての能力、ジョーカーとしての本能を操り逆にモノリスさえも支配し、己の楽しみのみを求め人類を、アンデッドを弄び世界を遊び場とした。
アルビノはカテゴライズされているアンデッドを一度全て集め、マインドコントロール、中途半端な封印をかけることで強引にバトルファイトの終了をモノリスに認識させる。
その瞬間に人類の滅亡は決定され、モノリスは地球を人の住めない環境へと作り替え始めた。
海は酸を含み、空気は瘴気を宿し、川から流れ込む水は海についた途端毒々しい紫へ、空は焼けただれるような赤へと色を変えた。
人類はそれに対向するため、世界に普及していたシェルター型都市を拠点とし、自給自足、防衛機構など生きていくための機能を詰め込み、新たな暮らしを必死に送っていた。

『たそがれ』の以前より、影から人を守り続けた戦士を忘れ去ったまま、たった一人で傷つき続けた青年を見知らぬままに。

という前日譚を持った、つまりは仮面ライダー剣TV本編の後日談となっております。
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作品について

作品名 たそがれの次の後の、その先
作家名 真月洋々 年齢区分
発行日 2014/08/16 発行イベント C86 ソ-37a
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