貝寄風恋を運ぶ

- A Glass of Love

スレイはちょっとしたきっかけから、教師であるザビーダの家に通うようになる。
彼とプライベートな付き合いを続けるうちに、ただの「先生」に抱くのとは異なる感情を抱き始めたスレイは、思い悩む。

一方ザビーダは、足繁く通う場所があった。
学生時代になくしてしまったもの、なくしたくないもの。
それらを抱えて見つめたスレイは、春風のような少年だった。