叶こよみの物語

- ゆいみる堂

小さい時から本を読むのが好きだった。自分が話を書くことなんて考えもしなかったのに、あの出会いが全てを変えた。
　幼い頃から本と共に歩んできた叶こよみ。ただ物語の世界に浸れるその時間が好きで、自分が話を書く
ことなんて考えてもいなかった。
　しかし、中学時代、作家・林錬磨の作品と出会うことで人生が一変する。ただひたすらに『面白い』と
思える作品がこの世にあるなんて。その出会いは、こよみを小説家への道へと導いていく……。

　『やがて君になる』の物語を外側から見つめ続けた、こよみ視点によるもう一つのストーリー。