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- アロワナを育てる

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 元々は「チャームポイント:バーコード禿なモブおじさんが土下座で『抱いてください』と現れる」というコンセプトしかなかったんですが(酷い話だ)、
「まぁしかしそんな怪しい話に士郎さんが真面目に付き合うのだから、このモブおじさんと士郎さんは初対面ではないんだろうな」
「ああだったらこんなエピソードは、士郎さんらしさを担保しつつ、『どう見ても冗談』なシチュエーションが地に足をつけるのを助けてくれないかな」(急病人で手を挙げて尽力したらカネ目当てに訴えられたとか本当にあるあるだそうですねお医者さんも大変だ…)
 みたいな感じで肉付けしていったら、なんやかや本一冊分の量になりました。

・UBW後、己と向き合い広がった視界で、異文化に接する士郎さん
・その真摯さで斜め方向から本質ストライクする士郎さん
 などなど実のところやってることはいつもの「エミヤ類詰め」です。
 士郎さんは自分じゃ相手の荷物は持てないから真摯に寄り添おうとだけしてて、その適当に荷物を持とうとしない真摯さにこそ相手は救われてるんだけど、士郎さん自身は「荷物を軽くしてあげることができなかった」って思ってる。
 自分が桜をどれほど幸せにしていたか(してしまっていたか)に気づかなかった所、あるいは、その結果すら眼中にない真摯さで一見無関係な方から奇貨が落ちてくるって特性に通じる、士郎らしさかな、と思っております。
 ラストのアーチャーは、危機管理的な忠告はおじさんがもうしていたので、一番肝心な所だけ口にしました。

 とはいえ、「荷物を持った相手」をよりにもよってモブおじさんに設定したのは、「泣けばいいのか笑えばいいのか分からない」の極北をタイトロープレースしたいっていう私の病気が炸裂しただけなんですが。
 吹き出していただければしてやったりというものですし、
 生きづらさが笑い事で消費されてしまうおじさんのままならなさと、彼が士郎さんから貰ったものにちょっとしんみりしてもらえたら嬉しいし、
「それはそれとして士郎ひたすらノロケてたな」と思っていただけたら所謂ほんそれですし、
 それら全部が複合的な味わいを作り出していたらなお嬉しいです。

 いや、広義で「CPの片割れのいない所でノロケる」型の話、というのもコンセプトの一つなのです。「大変な高ハードルシチュエーションではあるが弓兵に意識集中すれば勃てられる気がする」ってあたりが自分主観では最強にノロケなんですが伝わりますでしょうか。もし伝わってしまったなら「お互い萌え所がおかしくて苦労しますね」と固い握手をかわしたい。ご一報ください。

 ……あ、表紙はですね。
 脱稿ハイのまま(今回は割とハイだったんですよ)(前回とちがって、目標の設定難度が適切だったので…)
「バーコードモチーフの、おっしゃれーでクールな表紙から、土下座バーコード禿おじさんが飛び出してくるというギャップを狙いたい気持ちです。
 あのおしゃれ表紙のイメージソースって、つまりバーコード禿かよ!!と読み手が頭からずっこけるようなおしゃれを楽しみにしています!(原文ママ)」
 という物凄い無茶振りをデザイナーさんにねじ込んだら、デザイナーさんが 全 力 で 答えてくださってしまわれてですね。
 サンプル画像あがってきたとき爆笑しました。

作品情報

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また頂いたメッセージには下記でお返事させて頂いています。
http://realta-nua.org/index.php/view/12
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作品について

作品名 Code à barres
作家名 年齢区分
発行日 2018/05/03 発行イベント Super ROOT 4 to 5 2018 Fate/stay night N43b
作品タグ Fate/staynight, 弓士, 衛宮士郎, アーチャー,
紹介URL https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9506242
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