維管束

サークル名 維管束
サークルID #ikansoku
作家名 日車文
twitter Twitter@hgrm_ikansoku
pixiv Pixiv.6130594
サークル概要 二次創作を中心とした小説同人サークルです。
シリアスで薄暗いBLが多め。
サークル紹介
対象年齢・性別 女性向け
これは、祈りの果てに至る物語。

男は神に祈らない
- 維管束

教会にまつわるグレイグとホメロスのとある一幕。
web再録の加筆修正版と、追加の書き下ろしの二編を収録しております。

A5/本文72P/オンデマ本
※ネタバレ基準:異変後デルカダール城まで
※書き下ろし部分に軽度の残酷表現を含みます

以下あらすじ
【男は神に祈らない】
 プチャラオ村からの救援要請に応え、デルカダール王は双頭の鷲へと魔物の討伐を命じた。久方ぶりに友と肩を並べて戦える、と士気も高いグレイグは、ホメロスへ常日頃からの習慣であった教会での礼拝を提案する。
 始まった遠征は一見順調に見えた。しかし、ホメロスの動きはどこか精彩を欠いており、友の些細な違和感にグレイグは疑問を覚える。グレイグの心配を他所に、不調を押して作戦の陣頭指揮に立つホメロス。そして作戦決行の夜、グレイグの不安は最悪の形で的中する。
 ――ホメロスはあの時、何に祈っていたのだろう。
 王へだろうか。友へだろうか。部下へだろうか。それとも……。

【男は何にも祈れない】
 時は流れ、世界に異変が訪れた後。天空魔城には、人の体を捨て、魔物へと変貌するホメロスの姿があった。新たな肉体を持て余し無様に這い蹲る魔軍司令へ、屍騎軍王ゾルデは薄ら笑いを浮かべ歓迎の手を差し伸べる。
 一方地上にて。死地への遠征を行うグレイグは、蹂躙の中にホメロスの纏う残滓を感じ取る。友の凄惨な裏切りに絶望するグレイグと、友が知るからこそ残酷な仕打ちに拍車をかけるホメロス。愛憎は絡み合い、そして、いずれ来る邂逅に、朽ちた玉座で男は笑う。
 ――男は神に祈らない。今や神をも恐れぬ無明の魔神となったのだ。
作家名 日車文
年齢区分
発行日 2017/12/03
発行イベント 世界と大樹の記憶 E16
イベント
頒布価格
700円
紹介URL https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8882428
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