迷うテンシ キミのはね
- ものぐさ堂

お読みいただきありがとうございます。一言お言葉を残していただければ嬉しいです。
クラララバードに虹が立つ。
愛する人が動物たちを迎えに来たしるし。
だがひとり気ままにマガッタは水を浴びる。
人間に愛された記憶がないのだった。
彼女の記憶にあるのは「お花」。お花の上で命を終えた記憶。
「なぜあたしはクラララバードに来たのかしら?」
愛された記憶のない少女と愛した記憶のない男が出会った時、ぽちこはつぶやく。
「このまま思い出さない方がいいのかも…」

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作品について

作品名 迷うテンシ キミのはね
作家名 河内実加 年齢区分
発行日 2016/08/14 発行イベント C90 あ08b
作品タグ オリジナル, クラララバード, メルヘン, 創作少女,
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通販取扱

コメント

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輝之宙
2016/8/27 21:19
3冊目になりました。今回はぽちこは見守り役で、マガッタという女の子を中心にお話しが描かれています。愛する人間を待つ子たちの世界に、ちょっと不似合いな“会いたい人間のいない”彼女。その背景が展開とともに紐解かれていくと、物語の深さに驚きます。優しいおとちゃんの、あの絞り出したような言葉に、子どもたちに朗読して聞かせていたわたしは、胸を掻き毟られるような気がして、読みながら幾度も声が詰まりました。クラララバードの背景がますます綺麗に書き込まれて、夢のような愛しい世界観に磨きがかかっています。わたしの子どもたちは「クラララバードがあればいい。あるよね」と言います。次回作を親子ともども楽しみにしています。
むつみん
2016/8/25 00:33
3作目、心待ちにしていました。
いつも切なくも暖かい雰囲気と絵に和みます。今回のお話は…まさかそういう関係!?という驚きもあり、そして続きも気になる…
子供と一緒に読みたいおはなしです。
あずき
2016/8/24 01:38
作品拝見しました!もう可愛くて、そっと撫ぜてみたくなる動物たちに、深い物語。こんな優しい世界で待っていると思うと、ペットロスになっても、我慢出来そうです。我が家の先代猫の名前はクロで愛称クーちゃんだったので、きっとクラララバードにいると思いたいです。
みゆ
2016/8/23 12:42
シリーズ最新作とても心待ちにしてました。ネタバレにならないように感想を言うのはとても難しいですが、一気に読んでラスト数ページでポロポロ泣いてしまいました。一夜明けてもう少し気持ちが落ち着いて読み返してもこみ上げてしまいます。お話の何が自分の心の中の何を刺激してるのか細かい分析は出来ないですが。オトナになって現実に色々辛いことがある人にはお薦めと思います。虹の橋を渡ってクラララバードでぽち子ちゃんのヒツジナジャムのお茶を飲んで暮らしたいです…。