十年後の夏へ

- shichifuku

このたびは、拙作をお手にとってくださりありがとうございました。
今回の本は……なんだかものすごく苦戦してしまって……いま完全に自信喪失しているのですが、このページまで飛んでここをわざわざ読んでくださっている方がいらっしゃる……その事実にとても救われています……ありがとうございます。

丞紬って人のバクステですぐいちゃつくし、昔話をするし、それを見せつけられるたび「ああ、昔はこんな感じでずっと仲良しだったんだろうなぁ……」と思わされるのですが、それでも全てがリセットされたわけじゃないんですよね。離れていた２年間はふたりのなかに在り続けるし、繋ぎとめる努力をしなければ簡単に離れてしまえることも、お互いひとりでも生きていけることも知ってしまった。だからこそ、これからは、一緒にいたいと、思って、願って、祈って、ずっと共に生きていってほしい。そういう思いを込めて今回の話を描きました。

わたしがどうして丞紬が好きなのかというと、到底すべては書ききれないのですが、結局「共に並んで在り続けるふたりが、パートナーに別々のひとを選び、いずれ結婚する」という未来がどうしても想像できないから、という部分が一番大きい気がします。キスもセックスもしなくてもいい。ただ離れないで、お互いを唯一のひとだと思って、ふたりずっとそばにいてほしい。そう思います。丞紬はやっぱり最高。
それはそれとしてやっぱりキスしたりセックスする丞紬は読みたい。キスだけでとろとろになる紬が見たい。汗が伝うセクシーな丞が見たい。浴びるほど読みたい。みなさんの丞紬本お待ちしております……！


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それでは、このたびは本当にありがとうございました！
また次の本でもお会いできれば幸いです。