てのひらのシュプール
- shichifuku

このたびは、拙作をお手に取ってくださり、ありがとうございました!

幼なじみBLには縁遠い人生を歩んで参りましたので、丞紬にハマったのがかなりの衝撃で、なぜ………と、あれこれ考えているうち、それが本になりました。

バクステを読んでいると、少なくとも紬は、自分たちの距離感が若干おかしいことに気がついているようなのですが、関係性を問われるとよくわからないという………。恋の起点が曖昧で、いつからそれが恋だったのか、いつはじまっていたのか、自分たちにもわからない。自覚するには、何かしらきっかけがあるのだろうと(今回はアルコール)思うのですが、それまでの、この、無自覚で両思いをこじらせてる感じが本当に本当に本当に最高です。A3の本編がまさにその真っ只中という感じで、そりゃ周囲からの認識も「ちょっと普通じゃない」ってなるよね……!

今回の本の過去パートでも、この曖昧さを描きたくて、どちらが先に恋をしたのか、どんな恋なのか、本人たちも周りもわからないという…。それでもたしかに進行していたんだな、というのが、最後にわかるような、そういう丞紬を描きたかったです。

丞紬ってこう……コップの水がいっぱいになって、表面張力で水が浮き上がったところを、無理矢理見せつけられているというか、本人たちはケロッとしているけど、こっちが動揺してしまって目が離せない……みたいなところありますよね。
水が溢れるところが見てみたいような、ギリギリを保っている様子をずっと眺めてみたいような……。「丞紬好きだけど描くことがない」という意見をたくさん目にするのですが、たぶん、この、特にこの、水を溢れさせる行為は、同人誌でしかできないと思うので、なにとぞ……なにとぞよろしくお願い申し上げます……。丞紬っていいな。

あとがきというより、ダラダラと丞紬雑談を繰り広げてしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!お時間がありましたら、読んだよ~と、ひとことでもいただけるとたいへん励みになります……。

(5/16追記:コメントに絵文字を使うと、それ以降の文字がすべて消えてしまうようです……ご注意下さい。また、今まで送っていただいた方で「なんか送った文章に対してお返事少なかったな……」という方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。わたしも全部読みたかった……)

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このたびは本当にありがとうございました!
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作品について

作品名 てのひらのシュプール
作家名 フク 年齢区分 [R15]
発行日 発行イベント
作品タグ 腐向け, 漫画, A3!, 丞紬,
紹介URL
通販取扱

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